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 ポンジュース前田のヘアヌード雑感

 いつのまにか、一般書店でもコンビニでも女性の陰毛が見られる時代になった。かつては、ちょっと毛が見えたと大騒ぎしていたものだが、まさに時の流れを感じる。あの山本晋也監督が自作の映画で、わざと陰毛のカツラを女優さんにつけさせて、それは本物の陰毛じゃないから、という作戦に出たことも懐かしいエピソードである。もちろん、世界の先進国では陰毛ぐらいはあたりまえなので、やがては解禁になるべきことではあった。

 ただ、私などは、幼少の時代をヘア・ヌードなしで育っているので、やはり女性のあそこに黒々としてものがあるのは、なんだか違和感がある。かつてのスケベ野郎たちは輸入物のプレイボーイにバターやミシン油を塗りつけて、マジックを消そうとしたものだ。税関ではマジックで塗りつぶす仕事があると聞いて、本気でその仕事に就きたいと願ったりして。私にとっては、陰毛=おばさんのイメージなので、若いタレントさんが堂々とヘアを出すと、その違和感に気持ちが萎えてしまう。どうだまいったか、とばかりにモロだしにされると圧倒されてしまうのだ。少なくともヘアで興奮することはない。またある意味ではヘアで肌の露出部分が減ってしまっているわけだからマイナス要素ですらあるのだ。

 だから、私自身は、ヘアまで見せない、いや、乳首すら見せない程度の写真集が好きである。ヘア・ヌードにはあまりこだわっていないのである。本田理沙などは最高だった。最近では森下純菜の写真集が素晴らしい。やはり可愛いタレントさんには、恥じらいを見せて欲しいのである。あまりじらされるのもしらけるのだが、せめて最初の2冊ぐらいは、お尻の割れ目を泣きながら露出した、という感じが欲しい。悩んで悩んで悩みぬいて、やっとお尻を出した、でも、乳首は絶対だめですぅ、という感じ。それが良い。無名のコギャルが平気でおっぴろげているが、女性としての恥じらいが感じられないので、つまらない。ストリップだって、最初からいきなりすっぽんぽんで登場された日には、面白くもなんともない。

 それにしても、女性にとってヘア・ヌード写真集を出すのは、それこそ一大決心が必要だろう。やはり男としては、そういう決断までの苦悩をくみ取って、感謝の気持ちでヘア・ヌード写真集を手にするべきなのだろう。水着をややずらして尻の割れ目がわずかに見える写真などは、おそらく、本人や所属プロダクションと写真家、出版社との間で激烈な交渉があるにちがいないのである。そういうことを思い浮かべるだけでもおもしろさが倍加される。

 ところで、最近の傾向だが、週刊誌で紹介されている写真が一番良い、という場合が少なくない。客としては、300円程度で見られるグラビアでこんなにすごいのだから、写真集ではさぞやすごい写真が、と思ってしまうが、ところが、全く当てが外れて悔しい思いをしたことも少なくない。週刊誌のグラビアでTバックなら、写真集なら尻モロだしだと期待するではないかいな。それが最近は違うのだ。まあ、それならそれで週刊誌だけで我慢すればよいから倹約になるけどね。

 これからも、ヘア・ヌード写真集は出版されていくのだろう。仕掛け人のアプローチ、それを承諾するまでのタレントの苦悩、そういう人間ドラマの果てに世間に公開される、一人の女性の陰毛。単なる手淫のおかずで済ますにはおそれ多い思いすらする。ちょっとキレイに生まれたばかりにタレントになり、そしておっぴろげ。それならブサイクながらも平凡な人生の方が良かったのでは、などと心配してしまう。でも、何も悪いことをしているわけじゃない。美しいものはそれだけで価値がある。美しいぴちぴちヘア・ヌードは大歓迎である。

 その点で大いに期待したいのが、矢部美穂ちゃんだ。すでに、月刊・矢部美穂で二プレス付きではあるが美しい乳だし敢行。尻だしもしている。きれいでかわいいタレントさんなのだから、アイドル写真集の王道、南の島でおっぴろげ!をやっていただきたいのである。しかし、最近、妹と出した写真集はいただけない。おそらく妹の方は裸になりたくないのに、大丈夫だからと言い含めて脱がせてしまったのだろうが、ちょっと痛々しい。そして矢部美穂ちゃん自身の露出も期待したようなものではない。残念である。しかし、あれだけのスタイルをお餅の矢部美穂ちゃんのこと、きっと素晴らしい写真集を出してくれるにちがいない。ただ、願わくば、早めにそれを出版していただきたい。なぜなら、今年白寿を迎える私のちんぽは、長年のオナニーのために皮がただれてしまいカリフラワーのようになっている。そしてなにより勃起力、射精の勢いなど全てがまさに風前のともしび状態なのである。どうぞ私のちんぽが朽ち果てる前に、よろしくお願いしたい。

 00年6月12日、東京フォーラムE館での世界ヘアヌード写真集会議、開催の祝辞を全文掲載)

(ポンジュース前田:お宝写真集評論家)


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