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第13回 「味わい回転寿司 すし兵衛 東町店」

今月は神奈川県小田原にある「すし兵衛 東町店」を訪問。
すし兵衛は神奈川県内で13店舗展開するチェーン店で、地元・相模湾の魚を中心に取り扱う、いわば地元密着型の回転寿司屋といえる。
チェーン店にもかかわらず、各店舗にその店だけでしか食べられないオリジナルネタなどそれぞれ特色がある点も面白いが、中でも東町店は他店とはかけ離れてダントツで異彩を放っているのである。

いったい何が違うのか?
まず右の冷蔵庫内を見ていただきたい。
ご覧の通り、世界のビールがぎーっしりと詰まっている。 聞くところによると銘柄は100種類以上あり、ベルギービールだけで50種類以上もあるという品揃え。
なぜ、回転寿司屋にそこまでのビールが必要なのか?
あまりにも謎と言えば謎だ。

しかも驚くべきことにビールの銘柄によって、専用のグラスまであるという。
普通の寿司屋でさえ、いや飲み屋でさえそんなことをしている店はほとんどないだろう。
ビールの他にも焼酎、日本酒、ワインとアルコール類の充実度は素晴らしく、まさに居酒屋系回転寿司の頂点に立つ店、といっても過言ではない。
ちなみに店内にはビアサーバーはもちろん、店員がカクテルを作るための専用カウンターまである。

アルコールがここまで充実していれば気になるのが一品料理だが、この店の料理はちと他店ではお目にかかれないくらいの奇抜さを備えている。
お店のおすすめボードには「イベリコ・デ・ベジョータ(最高級生ハム)」「クラテッロ・デ・ジッペロ(一頭から一個しか取れない幻の生ハム)」「小エビとマッシュルームのガーリックオリーブ煮」などと書かれているのだ。回転寿司屋ではありえないメニュー構成。まさに唯一無二の店、といえるだろう。
もちろん、魚関係の一品料理も充実しているが、回転寿司屋でイベリコ豚というのは驚かされるところだ。

見ていただきたい。これが噂のイベリコ豚様である。
この見事な豚様を削って、オーダーごとに生ハムを提供するという高級イタリアン並みのサービスを店長がしてくれるのだ。
実はこのアイデアはすべからく店長によるものらしい。
お酒と回転寿司の融合を目指したらこうなった、ってなところだろうか。

ちなみにここの店長というのが実にキャラの立った人物で、威勢がいい上にトークがマシンガンのように繰り出される。「おもしろ店員選手権回転寿司部門」では上位に食い込むことだろう。面白そうなのでそのうち企画してみます。
寿司は相模湾の地魚をメインにイタリアンな創作寿司なんかもあったりする。

     
 
かわはぎ
 
クラテッロ・デ・ジッペロ
 
かにの天麩羅

こちらは平目の上にジャムを載せ、さらに砕いたクラッカーを上からまぶした創作寿司だ。
店長に聞くとチェリービールにぴったりの味だそうだ。
寿司とアルコールを楽しむためのアイデアが盛りだくさんの店なのである。
居酒屋系回転寿司屋の中でも異色も異色。
本格的イタリアンと世界のアルコールが楽しめる不思議な回転寿司屋。すし兵衛チェーンの中でもこの店だけという独創的な店である。
いらっしゃるときにはもちろん、電車での来店を!

今回の評価

「味わい回転寿司 すし兵衛 東町店」
住所:神奈川県小田原市東町2-1-29
電話:0465-32-7001
営業時間:11:30〜22:00
定休日:無休